今は亡き夫が残した一人息子を女手ひとつで育て、気付けばいつの間にか１５才になり、「お袋思いの嫁をもらうから一緒に住もう」などと生意気なことを言うようになっていて、自慢の息子と思うと同時に、日増しに似てくる「あなた」を想い出しては”ひとりで笑って泣いてます”。そんな女性の心情を、秋元順子を世に送り出した作曲家・花岡優平氏が、その出発点のフォークソング・タッチの歌謡曲に仕上げた作品。低めのトーンで落ち着いた中にも力強い表現力であけ美が歌う、大人の泣かせ歌が完成した。