
バンドTHE SUZANの時代からVocalとしての魅力をいかんなく発揮し、世界各国の人々を虜にしてきた鈴木早織。ソロアルバムでは、更に磨きがかかり静と動の両面を持ち合わせた幅広い歌声を披露している。M2”イーストリバー”に曽我部恵一、M10”PROMISES”を檸檬をプロデューサーに迎えた。さらにレコーディングにはPAELLASのBisshi(Bass)、元メンバーの小松恭裕(Drum)、SEMENTOSの藤村洋平(Guitar)を起用した。アメリカでの1st AlbumはPeter Bjorn and JohnのBjornがプロデュースし、海外インディで活躍してきた日本の誇る歌姫。今作は、これぞUSインディのバンドサウンドはもちろんだが、卓越したグルーヴィーな楽曲が印象的だ。彼女を最初に見つけた先輩の曽我部恵一にプロデュースを依頼した”イーストリバー”は、落ち着いたBPMにて日本語で披露するNY経由のシティーポップ。印象的なギターリフから始まり間奏から出てくるSAXのアレンジなどとても秀逸でノスタルジーに浸ってしまう。今回全体のMIXと、”PROMISES”をプロデュースした檸檬と彼女のチームS&L Partiesの仕事の素晴らしさも目を見張る。彼女の持っているポップさとエッジな部分のコントラストをうまく表現してもらっている。今作は日本語詞にも意欲的に取り組んでおり、日本での活動を始める意思の表れかもしれない。ソロ活動としてはこれまでCM音楽を数多く手掛けており、耳にしている方々も多いはずである。SUNSTAR”VO5”のCMソングである”SHE IS A LADY”も新録にて収録。このアルバムを引っさげて彼女の活動が幕を開けます。
TRACK LIST
DISC1 | ||||
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01 | HA・SHI・RE | |||
02 | イーストリバー | |||
03 | SHE IS A LADY | |||
04 | I LIKE YOU | |||
05 | I WILL WAIT FOR YOU | |||
06 | TOKYO | |||
07 | イーストリバー (Version 2) | |||
08 | THIS IS MY WAY | |||
09 | LOVE IS HARD IT TO BITE | |||
10 | PROMISES |