RELEASES

19世紀パリのオーボエ作品集

三宮正満 & 平井千絵
19世紀パリのオーボエ作品集

Masamitsu Sannomiya & Chie Hirai
Le Hautbois Romantique a Paris

発売日 : 2014.08.27

規格 : DIGITAL

レーベル : Fontec

このアルバムは、モダンオーボエの礎を作ったパリの楽器メーカーであるギョーム・トリエベール(Guillaume Triebert,1770-1848)が1840年頃に製作したオーボエとショパンが愛用した1840年製作のプレイエルのピアノによるロマン派のオーボエ作品集である。現代のオーボエが出来上がる少し前の試行錯誤の時期に作られたこのトリエベールは、17世紀から続く伝統的な柘植(つげ)の柔らかな響きと、滑らかな音のつながりを持ち、ロマン派特有の陰影を自然に表現出来るため、多彩なタッチで奥行きある響きを持つ平井さんが奏でるプレイエルのピアノと多彩でかつ魅惑的な対話が実現可能となった。ロマン派のオーボエ作品は殆どない、と現代の著名なオーボエ奏者は言うが、パリコンセルヴァトワールのオーボエ科教授を35年勤めたヴォーグト(Gustave Vogt,1781-1870)、その後任のヴェルーストゥ(Louis-Stanislas-Xavier Verroust,1814-1863)による多くの素晴らしい作品を忘れてはいけない。それらの作品は、自身の演奏のためだけでなく、学生の試験用にも多数作曲され、小品ながらメロディーをいかに美しく歌わせるかをメインに作られている。その他にもヴォーグトの弟子で楽器製作にも革新的なアイデアを提供したオーボエの名手ブロッドゥ(Henri Brod,1799-1839)、オーボエ奏者の父を持ちハープ奏者として一世を風靡したボクサ(Robert-Nicholas-Charles Bochsa,1789-1856)、そしてヨーロッパのみならずアメリカにも渡って活躍したイタリア人のオーボエ奏者であるパッジ(Giovanni Paggi,1806-1887)の作品などからロマン派における「歌うオーボエ」の魅力を存分に感じて頂きたい。-三宮正満-

TRACK LIST

DISC1
01 シャルル・ボクサ: ノクターン 第1番 作品50 「ガルニエに捧ぐ」
02 ギュスタヴ・ヴォーグト: 変奏曲 イギリス民謡「楽しき我が家」
03 アンリ・ブロッドゥ: ファンタジー「ヴィンターのテーマによる変奏曲」
04 スタニスラス・ヴェルーストゥ: ソロ・ドゥ・コンセール 第1番 作品73
05 スタニスラス・ヴェルーストゥ: ソロ・ドゥ・コンセール 第4番 作品77
06 ジョヴァンニ・パッジ: ファンタジー「ヴェルーストゥに捧ぐ」

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