本日7月1日、二胡奏者・作曲家ウェイウェイ・ウーのアルバム「贈りたい人へ～Music from my Heart」全世界配信開始！

未曾有の事態を迎え、いろいろなことが「新しい時代」に踏み出しました。
働き方、旅行、飲食などはもちろんのこと、エンタテインメントももちろん例外ではありません。
音楽で、疲れた心を癒やしたい。レコーディングを始めた頃、今回の事態になり、「Stay Home」「ソーシャルディスタンス」と、これまでのように「集う」ことができなくなり、人々の「ふれあい」が激減していく中で、『音楽でなにかの力になりたい・・・音楽で傷んだ気持ちを癒やしたい・・・私の奏でる音楽で大切な人に届けたい・・・贈りたい・・・』と思いました。
当初予定していた「WeiWei’s Anthology 2020」というタイトルをウェイウェイ・ウー本人が気持ちを込めて「贈りたい人へ～Music from my Heart」に変更しました。
この時期だからこそ、ウェイウェイ・ウーの音楽で、二胡の音色で「癒やし」の時間をお過ごしください。

ウェイウェイ・ウー
『贈りたい人へ～Music from my Heart』

2020.07.01より各配信サイトで配信開始
https://ssm.lnk.to/okuritaihitohe

01. 家族のかたち
02. You Raise Me Up
03. 新世界より
04. 白鳥
05. オリエンタル・ワルツ～アコーディオンを弾きながら
06. 木蘭の涙
07. Time to say goodbye
08. 上を向いて歩こう
09. 上を向いて歩こう(カラオケ)

[ウェイウェイ・ウー本人による全曲紹介]

01. 家族のかたち
家族というテーマで書き下ろした新曲、このアルバムの最初の1曲目として入れました。人は、最初の記憶が家族からです。たとえ家族と離れて遠い彼方にいるとしても、最後に帰る場所はやはり家族です。家族との絆のかたちは、それぞれです。どんなかたちでも、家族は、私にとってどんな時でも、灯火のように、私の心を照らし、温めて、ずっとずっと消えることはありません。大切な家族に捧げたいと思います。

02. You Raise Me Up
大好きな歌です。今、前代未聞の困難に世界中が直面しています。多くの人が大切な家族を失い、悲しみや不安、恐怖などの気持ちに落ち込んでいる中、この曲が思い浮かびました。今回の作品で絶対にこの曲を奏でたいと思いました。「落ち込んでいる時 心がとても疲れた時 困難が訪れて 心が重く感じる時私はいつもいつも 静かに あなたの励ましを待つあなたは、私に、自分を超えるほど大きな力、与えてくれる」そうです！ どんなに長くて暗いトンネルであっても、光が見えてくる瞬間が絶対やってきます。私たち、今は励ましあう時です！ 一緒にこの大変な時期を乗り越えていきましょう！

03. 新世界より
ドヴォルザークが1893年に作曲した「交響曲第9番(新世界より)」は、彼が異郷のアメリカより故郷へと捧げる交響曲と言われています。(「家路」「遠き山に日は落ちて」などとして歌詞付きで日本で知られています)今回の編曲は、ドヴォルザークに敬意を込めて、全4楽章中の私の好きなメロディをかなり贅沢にあちらこちらで演奏させてもらっています。さあ～、勇気と愛、感謝を胸いっぱいに新世界を迎えましょう！

04. 白鳥
フランスの作曲家サン＝サーンスの名曲です。多くのアーティストがこの美しいメロディを様々な楽器で演奏しています。私にとって、ずっとずっと前から二胡で奏でたいと思いながらも、決して簡単に奏でられない曲でした。美しいメロディの中から、単なる技術ではなく、無限に湧いてくる音楽の力、途切れることなく永遠に流れていく旋律だからです。

05. オリエンタル・ワルツ～アコーディオンを弾きながら
私の音楽への道は、作曲家である父の影響があったからです。今年81歳となる父が、ある日、約50年前に書いたこの作品を聴かせてくれました。私はとても感動したとともに、とても驚きました。50年前の上海、決して西洋の文化や、人民服以外のファッションや色が許されない時代でした。当時は、父がまだ30代になって間もないころ、どうして、あんな厳しい制限の中でこんな軽快でお洒落なワルツを書けたのか、しかも、社会主義の歌に似合うアコーディオンをテーマに！この曲から、父の自由への想い、音楽への信念が感じ取れました。曲を聴きながら、映画「ライフ・イズ・ビューティフル」の映像が浮かびました。父へのリスペクトと感謝の気持ちを込めて、50年前の作品を私が奏でました。

06. 木蘭の涙
胸が叫びそうな切なさを、二胡で奏でました。

07. Time to say Goodbye
この壮大で無限の愛を感じるメロディ、聴く人々の心の扉を開けてくれる、そんな感じがする魔法の曲。「さよなら」の言葉が入っているタイトルですが、過去へ「さよなら」し、これからは、「君と一緒に旅をする」！もう、何も怖くないです！ どんなことがあっても、君と一緒なら！！

08. 上を向いて歩こう
このメロディを聞くと、元気になれる！このメロディを奏でると、笑顔になれる！半世紀前のこのメロディは、今でも私たちの胸で大きく共鳴します！「上を向いて歩こう、涙がこぼれないように」2020年4月緊急事態宣言が発令さている今を忘れずに、私たち、上を向いて、一緒に歩こう！！

09. 上を向いて歩こう(カラオケ)
ソロのアレンジではなく、みんなで奏でることができるアレンジをしました！どこでも、どんな時でも、一緒に、共に、上を向いて歩こう！！明るい未来、穏やかな毎日、きっと再び訪れるそう信じて、一緒に奏でましょう！

【ウェイウェイ・ウー(WeiWei Wuu・二胡奏者・作曲家)】

中国/上海生まれ。
5歳からヴァイオリンを始める。上海音楽学院付属小学校を経て、上海戯曲学校で二胡とヴァイオリンを専攻し、その後、1991年に来日。
新たな二胡の可能性を開拓すべく、さまざまなジャンルのミュージシャンとコラボレーションを精力的に行い、その過程で、従来座って演奏する二胡のスタンディング奏法の考案など、独自の演奏スタイルを確立。ロック、ジャズ、フュージョンとの共演を可能にした、現代二胡のパイオニア的存在。
2002年5月、『メモリーズ・オブ・ザ・フューチャー』にてメジャー・デビューし、これまでに、ベスト盤を含め11枚のアルバムとライブDVD1枚をリリース。
二胡教室を自ら主宰(心弦二胡教室)するほか、坂本龍一氏や葉加瀬太郎氏、ケニー・G氏など、国内外のアーティストとのコラボレーション、NHK交響楽団をはじめとするオーケストラとの共演など、幅広い活躍を続けている。
2007年開始したNHK「ダーウィンが来た！ 生きもの新伝説」のエンディング・テーマで、ケニー・Gとの初共演を果たす。また、2009年には、世界的に活躍する二胡奏者が一堂に会した二胡サミットIN 東京をプロデュースしたことでも、高い評価を得た。
さらに、TBS系人気ドラマ「JINー仁ーMain Title」で二胡を担当し、好評を博した。
2010年6月、「東京meets 上海」をテーマに、自身のアイデンティティーを問うアルバム『Back to the・・・』をリリース。単なる「癒し」に留まらない、「新たな二胡とウェイウェイ・ウーの可能性」を示し高い評価を得る。同年9月には生まれ故郷である上海にて開催された上海万博会場にてコンサートを実施し、二胡の故郷中国にて大きな反響を博した。
そして2011年、来日20周年記念コンサート「夢胡蝶～Dream of the Butterfly～」を2日間にわたって開催。同年10月にはそのライブの模様を収録した同名の自身初となるライブDVDを発売した。2012年デビュー10周年を迎え、記念ベスト・アルバム「華胡蝶～THE BEST OF WeiWei Wuu」をリリース。2013年には、ギターの越田太郎丸、ピアノの森丘ヒロキとの3人で「WeiWei Wuu アコースティックトリオ」を結成し、5月にCD「上海ルンバ」をリリースし、全国ツアーを敢行した。
2014年、更に進化する二胡のサウンドを追求するべく、プロデューサーに鳥山雄司氏を迎え、『Reborn』をリリース。また、世界遺産の「白川郷」の観光ふるさと大使にも正式に就任し、そのイメージソング「時の旋律」も収録された。2015年、クラッシック、ジャズ、映画音楽、ジブリ、葉加瀬太郎作品等の名曲を中心にした、「ウェイウェイズ・アンソロジー」を4月にリリース、4年連続となる全国ツアーを敢行！2016年、来日25周年を迎え、二胡本来の『癒やし』と『伝統曲』をテーマに、ベストバラード集(新曲、リメイク等含む)『WeiWei’s Cafe Time』を来日記念日の5月3日にリリース。同年7月には東京・武蔵小山に同名のカフェがオープン！
2017年デビュー15周年を迎え、記念アルバム「Legacy」をリリース。全国70本を超えるコンサートを実施。
2019年、壮大な楽曲で彩られた通算13枚目のフルアルバム『扉』をリリース。二胡奏者ウェイウェイ・ウーが開く新たな音楽の扉。アートワーク撮影全編を故郷の上海で行い、サウンド面ではより中国色を意識した作品と同時に「イースト・ミーツ・ウェスト」を見事に表現した作品など、特別展「三国志」イメージソング”THREE KINGDOMS”収録。
そして、2020年、未曾有の事態を迎え、今こそ音楽、二胡で人々の心を癒やすアルバム「贈りたい人へ」をリリース。
同時にYouTubeオフィシャルチャンネルを開設し、生配信を含め、動画の配信を開始した。
スタイリッシュで華麗なテクニックを誇る唯一の二胡奏者として、活躍中。

◆オフィシャルサイト ⇒ http://weiwei-wuu.com
◆Twitter ⇒ https://twitter.com/weiwei_wuu
◆公式YouTubeチャンネル ⇒ https://www.youtube.com/c/WEIWEIWUUmusic