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2014.11.07 UP

[Music Go Round] インタビュー 赤色のグリッター

平均年齢19歳、新進気鋭の4ピース・赤色のグリッターがセカンド・ミニ・アルバム『世界は赤色』を11月19日に発表する。2012年末に結成され、2013年7月に現在のメンバーになったばかりだが、『スペースシャワー』や『ロッキングオン』のオーディションで続けざまにグランプリを獲得し、今年の6月にミニ・アルバム『傘から見た景色』でデビュー後も、『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』や『SWEET LOVE SHOWER』といった大舞台を経験。こうした状況の広がりを受けて、『世界は赤色』はバンドの音楽に対する覚悟が詰まった、「真のデビュー作」というべき作品になっている。ヒリヒリとした感情の乗った歌声が印象的な、ヴォーカル/ギターの佐藤リョウスケに話を訊いた。

Interview & Text : Atsutake Kaneko

―― まずは、印象的なバンド名の由来から教えてください。
佐藤「由来は実はあんまりなくて(笑)、バンドを組んだのが高校生のときだったから、隣の席の女の子に『新しいバンド組むんだけど、いいバンド名ある?』って相談したら、『グリッターがいいんじゃない?』って言われて、意味を調べたら、『輝く』って意味だったので、いいなって思って。でも、『グリッター』だけだと寂しいから、何かつけたいと思ったときに、色だなって思って、青とか緑とかいろいろ考えていく中で、一番しっくり来たのが赤だったんです」

―― 僕がバンド名から連想したのは、女の人の化粧品なのね。マニキュアとか、口紅とか。10代って、女の子の方が大人になるのが早くて、男の方が子供っぽいと思うんだけど、その感じが『傘から見た景色』の、「わかってほしいのに、何でわかってくれないんだろう?」っていう歌詞にすごく表れているような気がして。
佐藤「なるほど……でも、バンド名に特別な意味はないんです(笑)」

―― そっか(笑)。でも、女の子より男の方が子供っぽいとは思わない?
佐藤「僕は結構子供ですね。体だけ19歳になってる部分が多々あるというか(笑)」

―― 精神年齢はいくつぐらいだと思いますか?
佐藤「小学生ぐらい(笑)。メンバーにもよく言われます」

―― でも、『傘から見た景色』と『世界は赤色』を比較すると、主人公はすごく成長していると思います。それはやっぱり、この間にいろんなフェスに出たりした経験が大きいと思うんですけど。
佐藤「フェスはまだオープニングアクトとして出ることが多いので、自分たちを見に来てくれている人はあんまり多くないから、試験官に見られているような感じもあって(笑)。なので、もっと自分たちのことを知ってもらいたいっていう気持ちを、『世界は赤色』にぶつけたっていうのはあります」

―― いろんなフェスに出た中で、特に印象的だった日を挙げるとすれば?
佐藤「やっぱり、一番最初に『RO69JACK』で優勝して、『COUNTDOWN JAPAN』にオープニングアクトで出演させてもらったときですね。大きいところでやるのはそれが初めてで、これが僕の想像していた景色なんだと思って、来年も帰って来られたらすごいよなって思ったのが、一番印象に残っています」

―― いろんなオーディションを受けたりしたのは、「フェスに出てみたい」っていうシンプルな理由だったのかな?
佐藤「音楽を始めた頃から売れたいと思ってたので、そういう気持ちでオーディションも受けました。よく『まだ若いのに』って言われるんですけど、ステージに上がっている以上は年齢は関係ないと思っているので、若さを武器にというよりは、今自分たちができることを精いっぱいやって、見ているお客さんに何かひとつでも持ち帰ってもらえればと思って、いつもライヴはしていますね」

―― 『世界は赤色』の期待と不安が入り混じったようなムードは、今のバンドの状況をよく表しているように思いました。
佐藤「ちょうど『RO69JACK』で優勝して、狭かった視野が一気に広くなって、そういう時期に書いた曲が多いです。前作はいい意味で自分だけというか、僕自身の気持ちを一方的に押し付けていたと思うんですけど、『世界は赤色』はもう少し視野を広げて、世界の人を自分たちの色に染めようっていうアルバムですね。セカンドなんですけど、ある意味これがファーストっていう気持ちも無きにしも非ずというか」

―― 確かに、前作が「何で俺のことわかってくれないの?」って感じだったのに対して、今回の一曲目の“愛の舌打ち”とかは、人と人はそう簡単には分かり合えないっていうことを前提としたうえで、それでも人を求める気持ちが巧みに描写されていると思いました。
佐藤「“愛の舌打ち”は結成して2曲目ぐらいに書いた曲で、ずっと演奏しているんですけど、『世界は赤色』を発売するにあたって、2番から最後のサビまで一気に変えたんです。一番はそのままなんですけど、二番はまるっきりアレンジも歌詞もメロディーも変わっていて、あの頃の自分と今の自分をくっつけたような、不思議な曲になっていて」

―― 弾き語りから始まっているので、佐藤くんの歌の強さがよりはっきりと伝わる曲にもなっていますよね。
佐藤「単純に、メロディーにパンチがあるなって思ったのと、バンドでやるとベースを見たりギターを見たりしちゃうけど、歌詞がダイレクトに入ってくるのは弾き語りだと思うし、最初のサビで言いたいこと全部言っているんで、『俺だけを見て』って感じですね(笑)」

―― 最近影響を受けた人はいますか?
佐藤「いきものがかり、aiko、MISIAとかは、すごく影響を受けています。みんなのアーティストなんだなって。神ですよね(笑)」

―― 赤色のグリッターも、みんなのアーティストを目指す?
佐藤「はい、目指します」

赤色のグリッター PROFILE

・佐藤リョウスケ(Vo,gt)
・鈴木陸生(Gt,cho)
・渡辺明日香(Ba,cho)
・クラカズヒデユキ(Dr,cho)

2012年12月、千葉県柏市にて結成。 何度かのメンバーチェンジを経て2013年7月に現在のメンバーとなり本格的に活動を始める。
ボーカル、 佐藤リョウスケの圧倒的な存在感と放つボーカルリゼーションを最大の武器に、艶やかなギターサウンドと誠実かつ純粋なリズムセクションが折り重なり、聴くものの心に鮮やかな爪痕を残す。
2014年6月18日ファーストミニアルバム「傘から見た景色」をJACKMAN RECORDSより全国リリース。活動の場を、全国へと広げる。
そして、 前作から僅か半年でセカンドミニアルバム「世界は赤色」を完成。
SPACE SHOWER MUSICより2014年11月19日にリリースが決定。

◆ Official WEB ⇒ http://akaironoglitter.com/

赤色のグリッター「世界は赤色」
赤色のグリッター / 世界は赤色
PECF-3105 / 1,600円+税
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MusicGoRound
毎週月~金 20:00~22:00 ON AIR
(第一週目放送後、1ヶ月リピート放送)

ニッポン放送によるインターネットラジオ、Suono Dolce内番組「Music Go Round」。
しゃべりの達人ではないけれど、熱い気持ちで音楽を勧められる音楽キュレーターが曜日代わりで登場します。木曜日はSPACE SHOWER MUSIC が担当! 宣伝担当が毎月出演、インディーズアーティストを中心に良質な楽曲を選曲していきます。
◆ Music Go Round オフィシャルサイト
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[過去のインタビュー]

・2014年7月度 : 王舟さん
・2014年8月度 : go!go!vanillasのみなさん
・2014年9月度 : 「あらかじめ決められた恋人たちへ」より池永正二さん
・2014年10月度 : Lyu:Lyuのみなさん

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