バックナンバー

2014.08.21 UP

[Music Go Round] インタビュー go!go!vanillas


エヴァーグリーンなロックンロールの魅力に魅せられた若き4人組バンド、go!go!vanillas。昨年1月にシングル「人間讃歌/アクロス ザ ユニバーシティ」で音楽シーンに登場した彼らは、7月のファースト・アルバム『SHAKE』、そして、今年2月のシングル「オリエント/ホラーショー」と、次々に作品を発表。その後、KANA-BOON、キュウソネコカミ、SHISHAMOといった2014年最重要バンドと「スペースシャワー列伝」ツアーで全国を回り、意気上がるなか、待望の新作シングル「エマ」が完成! 今後の活躍は間違いないバンドの展望について、ヴォーカル、ギターの牧達弥とベースの長谷川プリティ敬祐に話を聞いた。

Interview & Text : Yu Onoda


―― 牧くんとプリティくんの2人は中学の同級生ということですが、どういう経緯でバンドを結成したんですか?
「僕とプリティは2人とも九州の大分出身で、中学生の頃から友達で付き合いがあって。その後、大学進学で僕が上京して、その一年後にプリティが上京したタイミングで、一緒にgo!go!vanillasを始めたんです」

―― go!go!vanillasの音楽の根幹をなすロックンロールとの出会いは?
「僕もプリティも学生時代はパンクが大好きだったんですけど、パンクが生まれる以前の時代にパンクのような不良っぽい音楽はないのかなって掘り下げていったら、50年代、60年代に不良の音楽として捉えられていたロックンロールと出会ったんです。ただ、ロックンロールを聴くようになってからは、不良っぽいかどうかということよりも、ビートルズがそうであったように、自分の好きなことを思いっきり楽しんでいる姿、いい意味で人のリミッターを外してくれる音楽としての可能性を感じて、より深くハマっていったんです」

―― しかも、牧くんがご機嫌なロックンロールに乗せているのは日本語詞ですよね。
「はい。僕は大学で上京してから、洋楽を中心に色んな音楽を聴く機会が一気に増えたんですけど、『日本の音楽も見直してみよう』と思った時、出会ったのが、フォークだったり、70年代の日本の音楽だったんです。そのなかでも僕が大きな影響を受けたのは、はっぴいえんどと吉田拓郎さんだったんですけど、その2組の作品を聴いて、ロックに日本語を乗せる方法論だったり、日本語それ自体の素晴らしさに気づかされたことが僕の歌詞には強く影響していると思います」

―― ロックンロールと日本語詞のユニークなマッチングはgo!go!vanillasの大きな魅力ですが、昨年1月のシングル「人間讃歌/アクロス ザ ユニバーシティ」、7月のファースト・アルバム『SHAKE』と、レコーディング経験を重ねてきて、いかがですか?
「今までは好きな時に曲を作っていたんですけど、今は作品を意識しながら、自分のなかにあるものをどんどん出していこうと思っていて、そうやって曲を書き続けていくことで代謝がどんどん良くなっているし、ずっと音楽のことを考えられるようになったことで新しいアイデアが生まれるようになってきているんです。今年の2月に出したシングル「オリエント/ホラーショー」の辺りからは特に新たな手応えが感じられるようになってきましたね」

―― そして、新たに完成したニューシングル「エマ」ですが、ロックンロールのパーティ感覚が溢れるこの作品はどんなアイディアがもとになっているんですか?
「今回のシングルは、それまで色んなライヴを経験してきた僕たちがこれからどうやって、リスナーやオーディンエンスのみんなと楽しんでいくか。僕らはライヴを一番重視しているので、そのライヴの現場ですぐに感じ取ってもらえる楽しさを突き詰めて、この曲を作りました。以前の自分の曲作りは感覚的な作業だったんですけど、今回の『エマ』は例えば、リズム一つとっても、『ライヴでジャンプしやすいテンポってどんな感じなんだろう?』と考えたんですよ」
長谷川「それでスタジオに入った時、狭い部屋に集まったメンバー4人でジャンプしてみて、テンポを考えたり(笑)」
「そうやって楽しみながら作ることが出来たので、ハッピーな曲が仕上がったなと思っていますね」

―― ライヴを重視するgo!go!vanillasが考える理想のライヴとは?
「僕が考える人生におけるテーマは『いかに好奇心を持ち続けることが出来るか?』ということなんですけど、僕らのライヴにおいても、お客さんの好奇心を刺激したいと常に考えていますね。好奇心というのは、新しいものに出会ったり、衝撃を受けないと、沸き上がってこないものじゃないですか? だから、同じようなライヴをずっと続けていたらダメだと思うんですよ。だから、毎回、全く違うことをするわけではないにせよ、変化を意識しながら、自分たちのなかの新鮮な気持ちをライヴで伝えることで、お客さんに好奇心を持ってもらうことが最大の目的ですね」
長谷川「当たり前ですけど、1回1回のライヴは大切にしていきたいですね。そして、ライヴをやるからには、まずは自分たちが楽しもう、と。そして、メンバーを楽しませることで、その楽しいパフォーマンスを観るお客さんに楽しんでもらう。そして、楽しむお客さんのリアクションで自分たちがさらに楽しくなるという、そんなイメージでライヴを考えていますね」

―― ロックンロールがロールしてゆく、そんな音楽の循環が頭にあると。
「ただし、現時点で僕らはまだ出始めというか、go!go!vanillasのことを知らない人がほとんどという状況なので、夏フェスしかり、11月から始まるツアーしかり、そうしたライヴでどれだけお客さんの心に爪痕を残すことが出来るか……」
長谷川「宇宙征服とか、大きな野望はきりがないんですけど、まずは目の前のお客さんですよね。僕らのことを知らない人にどんどん衝撃を与えていきたいと思ってます!」

Music Go Round インタビュー go!go!vanillas

go!go!vanillas PROFILE

“スウィンギン・ロンドンと現在の東京を一直線でつなぎ、ロックンロールのその先へ――。”

「最高のロックンロールはいつだって、ロックンロールという言葉以上の何かをくれる。
そんな、魅惑的なロックンロールの魔力を持った新世代バンドがgo!go!vanillasだ。
聴き手の心と身体を瞬時に躍らせる3コードとビート、どこかノスタルジックなメロディと歌、ブラック・サバスにXTC、ノルウェーの森までが登場するひねりの効いた歌詞。
世界規模でみてもロックの黎明期から直近の2010年代まであらゆる時代のサウンドにアクセスできるようになった、そんな自由な「今」に鳴るべき普遍のポップ・ミュージック。
スウィンギン・ロンドンと現代の東京を一直線でつなぎ、ロックンロールのその先へ――
ここから、vanillasがまだ見ぬ景色を見せてくれる。」羽鳥麻美(rockin’on)

牧 達弥(vo/g)、宮川 怜也(g)、長谷川プリティ敬祐(ba)、ジェットセイヤ(dr)の4人からなるロックンロール・バンド。
2013年1月、1st 7inchシングル「人間讃歌 / アクロス ザ ユニバーシティ」、同7月、1stアルバム「SHAKE」をSEEZ RECORDSよりインディーズでリリースし、秋に全国ツアーを行う。
2014年2月、KANA-BOON、キュウソネコカミ、SHISHAMOとともにスペースシャワー列伝 JAPAN TOURに抜擢され注目を浴びるなか、2月に2000枚限定シングル「オリエント / ホラーショー」をリリース、即完売となる。
2014年8月6日にタワーレコード限定シングル「エマ」をリリースし、同店TOP10チャートにランクイン。
そして11月5日、Victor/Getting Betterよりメジャー1stアルバム「Magic Number」をリリース予定。

【go!go!vanillas オフィシャルサイト】
official site : http://www.gogovanillas.com/
twitter : @go_go_vanillas

タワーレコード限定シングル「エマ」
go!go!vanillas / エマ
XQLV-91001 / 820円+税 (バニラ価格)

MusicGoRound
毎週月~金 20:00~22:00 ON AIR
(第一週目放送後、1ヶ月リピート放送)

ニッポン放送によるインターネットラジオ、Suono Dolce内番組「Music Go Round」。
しゃべりの達人ではないけれど、熱い気持ちで音楽を勧められる音楽キュレーターが曜日代わりで登場します。木曜日はSPACE SHOWER MUSIC が担当! 宣伝担当が毎月出演、インディーズアーティストを中心に良質な楽曲を選曲していきます。
◆ Music Go Round オフィシャルサイト
http://www.suono.jp/mgr/

timetable

SuonoDolce

mail

関連アーティスト

go!go!vanillas

関連リリース