ブラスアンサンブル・ゼロ&イエルーン・ベルワルツ
(Brass Ensemble Zero & Jeroen Berwaerts)

PROFILE

ブラスアンサンブル・ゼロ:2010年、音楽大学を卒業した20代の金管奏者が集まり結成された。 伝統と革新をテーマに、音楽という答えのないものに対して、様々な可能性を考えて、沢山の方向性を見つけていこう。“ゼロから新しいモノを生み出せる”という思いが、団体名に込められている。 結成当時より、ブラスアンサンブルのオリジナル作品を定期演奏会のレパートリーの中心に据え、多彩なプログラムを組んでいる。これまでに取り上げた主な作品は、モンテヴェルディ、バッハ、へンデルなどのバロック時代のアレンジ作品。 シベリウス、ヒンデミット、ストラヴィンスキーなどの有名作曲家が書いた金管アンサンブルのオリジナル作品。クセナキス、武満徹などの現代作品。パーカー、リチャーズ、へイゼルなどフィリップ・ジョーンス・ブラスアンサンブルの作品等。 2O15年には定期演奏会第5回を記念して、世界的トランペット奏者、ラインホルト・フリードリッヒ氏、ピアニストの竹沢絵里子氏をゲストに招いて共演。京都、上田、東京の3都市でツアーを行う。2人の音楽性に感化され、アンサンブルの演奏水準を一層引き上げるとともに、演奏会を大成功に終えた。 2017年の第7回演奏会において、トランペット・ソリストのイエルーン・ベルワルツ氏を迎えて共演。氏のアイディアの下に、映画音楽を中心にしたプログラムで公演を行う。「イエルーン氏の素晴らしいテクニックと音色に観客は魅了され、Brass Ensemble ZEROはあたかもイエルーン氏がメンバーであるかの様に心地よいアンサンブルを聴かせてくれた」と好評を得る。

イエルーン・ベルワルツ:1975年ベルギー出身。レパートリーはバロックから現代音楽、ジャズに至るまで、様々な時代や様式の作品を含んでいる。トランペット奏者としての活動をしながら、ゲント王立音楽院でジャズ・ボーカルを修了。トランペットと声、クラシックやジャズ、その他様々なジャンルとのユニークな組合せを自在に操る、稀有な音楽家である。トランペットの巨匠、ラインホルト・フリードリヒに師事。「ヨーロッパの若きトランペッターコンクール」「プラハの春国際音楽コンクール」「モーリス・アンドレ・トランペット・コンクール」などで受賞。ベルギーのアルス・ムジカ、ラインガウ、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭など世界各国の音楽祭に招聘され、2005年細川俊夫のトランペットソロとアンサンブルのための作品「旅VII」を初演。また、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー、ミュンヘンシンフォニカー、ジュネス・ミュジカーレ・ワールド・オーケストラ、フランドル交響楽団などと、アラン・ギルバート、ヤコブ・クライツベルクらの指揮のもと共演。2013年サントリーホールで、準メルクル指揮東京フィルハーモニー管弦楽団とともに細川俊夫のトランペット協奏曲「霧の中で」を世界初演。同作品は尾高賞を受賞、2014年に東京でNHK交響楽団、キールとハンブルクでマティアス・ピンチャー指揮ハンブルク北ドイツ放送交響楽団により再演された。 1999年から2014年までハンブルク北ドイツ放送交響楽団の首席トランペット奏者。2008年よりハノーファー音楽演劇メディア大学教授。