スキーター・デイヴィス
(Skeeter Davis)

PROFILE

スキーター・デイヴィスといえば何と言っても The End Of The World (1962年、邦題は「この世の果てまで」)である。彼女最大のヒット曲であり、オールディースのオムニバス・アルバムには必ず入っている曲なので彼女はポップス・シンガーと受け取られがちだが,実はカントリー・シンガーである。その点、ブレンダ・リーやパッツィ・クラインワンダ・ジャクソンと似ている。
スキーター・デイヴィスの全盛期である60年代は、いわゆる「ナッシュヴィル・サウンド」の時代であった。これは54年のエルヴィス・プレスリーの登場に始まるロックン・ロールの隆盛に対抗して生まれたもので、ストリングス、ピアノ、バック・コーラスを使ったメロディーの美しいソフィストケイトされたポップなカントリーである。その仕掛け人がチェット・アトキンス、フロイド・クレーマー、アニタ・カーといっためんめんであった。スキーター・デイヴィスは、ジム・リーヴス、エディ・アーノルド、ブレンダ・リーといったシンガーと並んでナッシュヴィル・サウンドの一翼を担うシンガーであったと言える。