アート・ペッパー

アート ペッパー

1925年生まれの天才肌のアルト奏者。1943年18歳のときにスタン・ケントン楽団に入り、軍隊生活をはさんで1951年まで在籍した。翌年初のリーダー作を吹き込むが、1953年以降麻薬のために何度か収監された。1955年の復帰後に黄金期を迎え、パシフィックやコンテンポラリーへの諸作で名実ともにアルト・サックスの第一人者となった。再び麻薬でキャリアを中断するが、1973年の復帰後はストレートな表現やモーダルな演奏で変貌を印象づけた。1978年以来5度の日本公演を通じて日本との絆を深めたが、1982年に他界。それから30年以上が経った今も最も人気のあるジャズ・ジャイアンツのひとりである。