緒方悠
(Yu Ogata)

PROFILE

7歳の時に癌におかされ、17歳まで病院と自宅の生活を余儀なくされる。ほぼ10年、癌は克服するのだが、その後、医者も治療法が見つけられない原因不明の病気にかかる。食事を取っても栄養が吸収されず、身体の毒素も排出されず、体重は身体の半分ほどにみるみる減り続け、死を待つだけの人のようになっていった。完治の見込みのない絶望的な状態の中で彼を救ったのは、一言で言えば「感謝の気持ち」である。自分の境遇を憎み続けていたにもかかわらず、両親や友人たちはひたすら彼の完治を信じ祈り続けていた。生きている限り、生きていることそのものを感謝するかのように。その姿を彼が知ったとき、ほんとうに感謝の日々を過ごせるようになったとき、病魔そのものが逃げ出すかのように病状が良くなっていった。そのときの主治医の言葉。

「これは奇跡です」。完治したのである。

 日々感謝して生きていくことが出来れば、世界は奇跡に満ちていることを知ることが出来る。音楽は日々の感謝から生まれた贈り物。すべてのひとにとっての。